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【感想】劇場版「無限城編第一章 猗窩座再来」【ネタバレあり】

藤崎まや
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 劇場版「無限城編第一章~猗窩座再来~」観てきました!

 目次から下は映画のネタバレを含むので、いまのところ少し抑え気味にしていますが、それでも未鑑賞の方はご注意ください。

 7月18日(金)公開の本作品、わたしは19日(土)の舞台挨拶つきを鑑賞してきました! 9:20~13:00という長尺です。

 当日はもう感想を書こうという気になれないぐらい、本当に良かったです!!

 ちなみに8月26日(火)現在では3回鑑賞しています。

 以下、目次から下は映画の内容のネタバレを含むので未鑑賞の方はご注意ください。

当日の様子

 座席は当日の朝にはもう空席がほぼ無いほどの満席となっていました。予約開始からしばらくは半分ぐらいの埋まり具合だったのに。

 ちなみに上映回数は日に20回以上で、特に連休中はどの時間帯もほぼ埋まっています。

 会場に着くと、朝早いのに人がいっぱいで、物販には行列ができていました。それでも余裕をもってグッズが選べるほどには空いていました。でも発券したりトイレに並んたりしてたら、結局物販の列に並ぶ時間なくなっちゃいました。ちなみにトイレはどこも行列でした。上映後に他の階のに行っても行列なので注意です。

 入場の時間となり、特典をいただいて座席へ。でっかい山盛りのポップコーンを持ってる人も多く、ケチャップみたいな匂いとか、いつもよりも食べ物の匂いが充満していました。

 舞台挨拶付きの回なので子供は少なく、平均年齢は高めだったように思います。

 マナー動画は天元さまとお嫁さんsのが流れてましたよ。でもちょっとあの動画、注意色が薄いように感じるんですよね。もうちょっとしっかり注意する、強めのでいいんじゃないかと思います。

ここから本編の内容に触れるよ

 さて本編です。はじめに書くと、途中からひたすら「情緒が……!!」というのが第一に出る感想でした。

序盤

 悲鳴嶼さんから始まったのが意外でした。お墓、とても広いんですね。悲鳴嶼さんも普段から回って、少しずつ供養しているのかもしれないですね。

 そして無限城。Aimerさんの新曲が流れ、歌詞までははっきり意識できませんでしたが、その歌声がとてもこれからにあっていると思いました。

 というわけでOPテーマはAimerさんの「太陽が昇らない世界」です。

 みんなが次々と落ちていくシーンからもううるうるきてましたよ。特に伊黒さんと甘露寺さんが「ぱしっ」と手を取り合う音。思い出しただけで涙ですよ。

 炭治郎と義勇さんのシーン、シリアスとユーモアの複合体が奏でる独特の空気が、このふたりがいればたしかにこうなのかも、と思わせる説得力でした。義勇さんの高速落下もかっこ良かった。逆さまぎゆさんも新鮮なアングルで、かっこよさが際立っていました。

前半1

 しのぶさんが登場し、「ああ、やっぱりか」と思いました。

 ほぼ原作にのっとったつくりでしたが、童磨役の宮野真守さんは思い返してももう童磨そのもの。声の出し方や変化、演技、計算されつくされたものを自然かつしっかり表現している、という点まで、童磨でした。

 胡蝶しのぶ役の早見沙織さん、「全身全霊を込めて演じた」と言われてましたが、本当に素晴らしい迫力と繊細な表現で、「こんなに上手な役者さんだったんだ」とあらためて思いました。

 童磨やしのぶさんの独白的な回想シーンもあって、貴重な場面だったんですが、ここらへんあんまり記憶がないんですよ。だからもう一回しっかり観に行きたい。

 なんでかって言うと、このあたりの静かなるシーン、ふたつぐらい向こうの席の人がものすごい勢いでガサガサしゃくしゃくポップコーン食べてる音があたりに響き渡ってたんですよ。

 いや、よりによってこのシーンで食べるか、と。いやいや食べてもいいけど、もっと静かにすくって食べて欲しかった。このあとすぐ食べ終わったみたいですけど。

 むしろ今考えると、童磨が女の子食べてる音、もしくはふたりの息遣いの音だったのかな?と記憶の錯誤を疑ってしまう。どうだったっけ?また観に行って確かめないといけません。

 まあ「食べる音」というより、「ポップコーンをガサガサまさぐる音」の方が大きい気がします。ずっと以前も隣席の人たちがポップコーンシェアしてガサガサする音が邪魔だったのを思い出しました。

 そしてカナヲの到着。やっぱり鎹烏が誘導したんでしょうか?しのぶさんもよく童磨と会えたなあとは思いますけれど、上弦の気配を探りながら動いたとすれば、童磨に遭遇する確率は1/5~1/2ぐらい? それとも鳴女ちゃんが童磨の「女の子」希望を聞いて近いところに落としたのかな?

前半2

 輝利哉さまが新しいお館様となって登場していましたが、ここは「これ誰?」となった人も多いんじゃないかなあ?と考えてしまいました。

 善逸きましたね。ここは本当に演出やカメラアングルが特徴的でした。

 善逸と獪岳が言い合う場面、俯瞰の画角で距離を取ったふたりが円を描くように歩きながらセリフを言い合っているところ、とても印象に残っています。

 3回見て思ったのは、このあたりでトイレに立つ人が多いみたいです。波は2回ぐらいあって、もう一回は輝利哉さまがあとで出てくるあたりだったかな?特に小さい子供さんはもたないみたい。

村田さんたち

 愈史郎や村田さんも登場し、村田さんのかわいい「水車」拝見しました。こうやって見ると、「水の呼吸」の習熟度では、「最終選別」の時点で炭治郎はすでに村田さん超えてる可能性あり?

 ここ最近イラストやイベントによく村田さん登場してますが、わたしはこれは「すごく熱量の高い良質のファン」の方々の情熱が、企画陣に伝わったからだと思っていますよ。Xなどで直接本人に言うのもどうかと思ったので、ここで言っちゃう。

 あと、一般隊士たちの刀の色は、やはりあまり変わっていないようです。”柱”やかまぼこ隊たちだけは、めちゃくちゃはっきり色がついてますけれども。

他の人の考察などを見て思ったこと

 あとXなどの投稿を見てわたしも「なるほど」と思ったのが、「善逸は自分で獪岳が鬼になった理由を確かめたかった」という考察でした。

 たしかに、善逸が「獪岳を斬る」と決めていたのは確実だと思います。でも善逸は「人の言うことで信じるものを決めない」人だと思うので、「自分で直接話をして色々確かめたかった」のだと思いました。

 そしてその結果によっては、斬ったあとに自分も自害することを選んだ、という可能性まで考えてしまいました。

後半

 もっとも長く描かれたのが猗窩座戦。これは見ながら「どこまで描かれるのかな?」と思ってました。

 猗窩座や炭治郎、義勇さんの動きが立体的で、語彙力がなくてすみませんが凄かった。

 特に義勇さんの動きがなめらかで無駄がなく美しくて、義勇さんの身体能力の高さがしっかりと伝わってきました。

 猗窩座の心の揺れや変化していく様子も丁寧に描かれており、猗窩座役の石田彰さんもそうした変化をしっかりと表現してくれたので、猗窩座と狛治がどう生きたのか、ということが原作よりもしっかりと伝わりました。

 石田彰さんの演技も素晴らしかった。人間時代も明らかに石田さんが演じていると分かったんですが、声や雰囲気が全然違う。同一人物だと認識させつつ別人の個性を出す。ずっと売れてるのも納得です。

 オリジナル描写もあるものの、描かれる内容は決して原作より踏み込んだり齟齬をきたしたりはしていない。このバランスに制作陣の読み込みの深さを感じました。

 猗窩座の回想シーンもありましたが、よく考えるとこれ、炭治郎たちは猗窩座の人間時代のエピソードは、最後まで微塵も知ることはなかったんですよね。

 後半のこの猗窩座の回想シーンですが、本当に何度見ても細かい表情の変化やセリフ回しで、スクリーンに引き込まれてしまいます。

新規の登場人物さんの配役

 恋雪役はLynnさんが演じられていましたが、「咳の演技」が本当に上手で驚きました。おそらくオーディションだったのだと思いますが、この「咳」が決め手だったのでは?と思うぐらいリアルな病人の咳でした。

 慶蔵役は中村悠一さんでしたね。はじめは分からなかったですが、最後の方で気が付いてしまいました。どっかで出てくるとは思ってましたが、まさかこことは思いませんでした。

 上映後は「中村悠一出てたな」とか「ゆーきゃんだって分からなかったー」とか言われてましたよ。

 狛治のお父さん役は飛田展男さん、義勇さんの鎹烏、寛三郎さん役は山路和弘さんでした。どちらもなるほどです。獪岳役は細谷佳正さん。これは当たり前のように知ってましたが、正式には今回の新規キャスト扱いらしい。

 これらの新規キャストは8月2日(土)に情報解禁になりました。

 余談ですが、輝利哉さまが「決して手を止めるな」と妹たちに叫ぶシーン、そのすぐ前に輝利哉さまも手を止めてたので「いやお前も今手止めてたやん」って思った人、いません?

 EDテーマはLiSAさんの「残酷な夜に輝け」です。

舞台挨拶(ライブビューイング)

 15分ほどの休憩を経て、12:20から舞台挨拶が始まりました。さすがにトイレに行く人も多かった。上映中も何人か行ってましたけど、あんまり多くなかった気がする。

 LiSAさん、花江夏樹さん、櫻井孝宏さん、石田彰さん、の四人で登壇されました。

 花江さんは初日にIMAXで鑑賞してきたそうです。試写会を断って、初日に初見したかったそうなので、無事に鑑賞できて良かったです。LiSAさんは本日で3回目の鑑賞だとか。まじか。今のは公開二日目の朝の回だったんですけど。

 猗窩座が煉獄さんに対して言った言葉に対する炭治郎の反応について、花江さんははじめ考えていた演技もあったそうなのですが、本番になるとそんなプランは消えて自然に声が出たそうです。

 そのときの演技について櫻井さんも「すごい迫力だったよね」と感想を述べられていました。

 石田さんはメタ的な発言を繰り出しては花江さんや櫻井さんに突っ込まれつつ、終始楽しそうにお話されていました。こんなにたくさん喋る人だったんだ、と思いました。

 ライブビューイングでしたが、拍手のところでは高知の会場でも拍手があがっていました。

 LiSAさん含め全員笑顔で、楽しいひとときを、ありがとうございました。

 石田彰さんについては8月31日(日)に、中村悠一さんやLynnさんとともにもう一度舞台挨拶(ライブビューイングあり)に出られるそうなので、そこでは狛治について多く語られるのではないでしょうか?わたしは残念ながら観にいけませんので、Press記事や動画で楽しもうと思います。

まとめ

 長丁場と多い宣伝で心配だった部分もありましたが、とても良かった!内容は原作第18巻の途中までですね。観るたびに新しい発見や新しく感じるものがあり、何だか異世界に迷い込んでいた気分にもなります。

 人が多い分、マナーの悪い人やポップコーンがうるさい人に当たる確率も高いです。2回目鑑賞したときは、音はあまり気にならなかったものの、帰るときに広い通路の座席の前の床が落ちたポップコーンだらけでした。でもこれは徐々に落ち着いてくると信じています。

 全体を通じて感じたことは、「人も幸せも永遠ではない」「人はどう生きるのか」ということでした。あとはひたすら「情緒が……!!」という感じです。

 土曜日に観に行ったのに日曜日にはまた行きたいと思う、そんな映画です。

 興行収入は最初の3日間で50億円越え。連休だった4日目もあわせると70億円を超えています、これたぶん記録ですよね。→追記:記録更新でした。

https://twitter.com/toho_movie/status/1947547381937148001

 「無限列車編」と比較をするとすれば、それこそ長尺な点と主役が多い点、回想が入るために多くなる情報量、というあたりで「鬼滅の刃」初見者向きではない、というところでしょうか。

 キャラクターの背景やこれまでのストーリーをしっかり知っているファンには刺さりまくるけれども、単純にストーリーを追って鬼を倒すところが見たい、という方にはイライラする構成になっているかもしれません。

 ただ長い目で見ると、今以上に、じわじわと注目する人が増えていきそうな将来性を感じる一本でもあります。

 それほど気合いの入った作品です。アニメーションの美しさ、演出、脚本、役者の演技、どこをとっても当代のトップレベルの仕上がりです。

 確実に、リピートする人は何回でもリピートする作品だと感じます!迷っている方がいれば、是非とも鑑賞することをおすすめします!

 小説版も発売されたので、良かったらそちらも読んでみてください!この映画を文章化するの、とても難しいと思うんですが、映画をじっくり反芻できるとともに「こういう風に文章化するのか」と勉強になります。

 ところで、映画が終わったあと、食べきれなかったポップコーンを抱えてる人をたくさん見ました。頑張って食べてる少年もいましたが、抱えて自転車にのりづらそうにしているお姉さんもいました。念のため、お持ち帰り用の袋を用意しておくことをおすすめします。

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