研究・考察

【研究】”蟲柱”胡蝶しのぶさん【真面目な努力家】

”蟲柱”胡蝶しのぶ(こちょうしのぶ)さん、公式年齢は18歳。

誕生日は2月24日で、東京府滝野川村(現・北区滝野川)出身。好きな食べ物は「生姜の佃煮」。実は天然らしいです。

羽織のモチーフになっている蝶は旅する蝶「アサギマダラ」と言われています。

また誕生日が24日ということで、『源氏物語』「胡蝶」巻も24帖目ですよね。偶然でしょうか?

”柱”のなかで「唯一鬼の頚を斬れない」しのぶさんは、「藤の花から抽出した毒」で鬼を倒します。

以下、最終巻までの内容と、ファンブックその他の内容を含みますので、未読の方はご注意ください。

胡蝶しのぶさんの略歴

鬼に両親を殺され”鬼殺”の道を志す

しのぶさんは子供のころ鬼に両親を殺され、姉のカナエさんとともに悲鳴嶼行冥さんに助けられました。

その後姉妹そろって”鬼殺”の道を志し、預けられていた親戚のもとを飛び出して、悲鳴嶼さんのもとに「鬼殺隊に入りたい」と頼みに行きます。

このあたりのお話は、公式スピンオフ小説『鬼滅の刃-片羽の蝶』第1話に掲載されています。

関連記事→【感想】鬼滅の刃-片羽の蝶【ネタバレあり】

修行を始めたのは何歳ぐらいから?

悲鳴嶼さんが”岩柱”になったのが8年前、鬼殺隊と出会ったのがその1~2年前です。

しのぶさんたちと出会ったのは最も古くて9年前ぐらいと考えられます。

しのぶさんは現在18歳なので、両親が亡くなったのは9歳以上のとき。しのぶさんとカナエさんの年齢差は3つなので、そのときカナエさんは12歳以上になっていたはずです。

そしてカナエさんは17歳の頃には既に”花柱”となっています。

これらから、しのぶさんは10歳前後から、カナエさんは13歳前後から、修行を始めたと推測できます。

また栗花落カナヲを拾ったとき、カナエさんはすでに”花柱”になっており、しのぶさんも隊士になっていたことが、TVアニメ版「立志編」第25話から分かっています。

昔のしのぶさんと現在のしのぶさん

カナエさんが生きていた頃のしのぶさんは、勝気で男勝りのお転婆、感情を真っ直ぐに表現する女の子、という印象です。

作者さんいわく「四角四面」な性格だったそうです。

「四角四面」というのは、非常に真面目で堅い、という意味です。「おかしいことはおかしいとはっきり主張する」ような女の子だったと考えられます。

でもカナエさんが上弦の鬼に殺されてしまってからは、カナエさんの意思を継ぐために本来の自分を封印、カナエさんそっくりの行動をとるようになりました。

悲鳴嶼さんはこのしのぶさんの変化に対して、「カナエの死とともにしのぶも失われてしまった」と感じていたようです。

常に笑みを絶やさず、誰にでも優しく振舞うよう心がけていたしのぶさん。

ときどき伊之助たちを怒るシーンもありますが、ほとんどのシーンで笑みは絶やしていません。笑っていても怒っている、こわい。

関連記事→【考察】「怒ってますか?」と炭治郎がしのぶさんに問うシーン【第6巻にて】

ただ、”水柱”冨岡義勇さんに対してだけは、他の人たちへの接し方と違い、ちょっときつめの毒舌で、あまり気取らず、ぐいぐいと話しかけにいっている印象です。

もしかしたらあれが本来のしのぶさんで、義勇さんの前では”しのぶ”のままでいられる何かがあるのかもしれません。悲鳴嶼さんは「楽しそう」だと感じていたらしいです。

関連記事→【考察】「ぎゆしの」を考える

「感情の制御」を心がける日々

しのぶさんは後半でも「感情の制御が出来ないのは未熟者」と自分に言い聞かせ、「感情の制御」を常に意識していた様子です。

序盤で唯一「本気で怒っている」と感じたのは、炭治郎と禰豆子が連れてこられた”柱合会議”で、不死川さんが禰豆子の入った箱を勝手に持ち出してきたときです。

”柱合裁判”の流れをしのぶさんは計算済みだった?

このときは笑顔というか表情そのものが無くなっていて、甘露寺さんも「怒っているみたい、珍しいわ」と感想を漏らしています。

不死川さんに箱を奪われた”隠”たちがしのぶさんに謝っていることから、しのぶさんの指示で禰豆子は隠されていたと言えそうです。

しのぶさんは本来あの場に禰豆子を連れだすつもりはなかった、もしくは連れてくるタイミングを計算済みだった、ということが推測できます。

15歳の頃に”蟲柱”に就任?

現在18歳のしのぶさんですが、約3年前に炭治郎が修行を始めた頃、既に”蟲柱”でした。

そして、その頃「就任してからまだ日が浅い」とされています。

このあたりは、『鬼滅の刃-外伝』「冨岡義勇外伝」から読み取ることが出来ます。

胡蝶カナエさんが亡くなって14歳で「蝶屋敷を継いだ」ことが、ファンブック弐や本編おまけページで記載されています。

14歳で姉を亡くし、それから猛特訓を重ね、一年ほどで”蟲柱”となったことが推測できます。

関連記事→【考察】”柱”になった順番と年齢

他の”柱”たちとの関係

ファンブック弐にある、他の柱たちから見たしのぶさんの印象は「真面目・努力家」というものが多いです。

みんなとも仲良くやっていたようで、甘露寺さんと一番仲が良かったみたい。ハイカラな料理のレシピを教えてもらったりもしていたそうです。

伊黒さんとも体術などの話をしていたみたいです。

宇髄さんとは「遊郭編」でのアオイたち連れ去り未遂事件でもめたらしいですが、これはまあ当然ですよね。

”水柱”冨岡義勇さんとの関係

義勇さんとは「ぎゆしの」として根強い噂がありますが、証拠は全くありません(笑

せいぜい第5巻の本体表紙で、しのぶさんが冨岡さんをつんつんしながら「ねえ義勇さん」と呼んでいるぐらいです。アニメでは「月が綺麗ですね」としのぶさんが言っていましたが、原作ではこのセリフは姉鬼に対してのみ使用されたセリフです。

「ぎゆしの」については関連記事で考察をしていますので、そちらをご覧ください。

関連記事→【考察】「ぎゆしの」を考える

しのぶさんの髪型は「夜会巻き」

しのぶさんの髪は、下ろすと鎖骨のあたりまでの長さです。これを「ギチギチの夜会巻き」にしているそうですよ。

関連記事→しのぶさんの髪型「夜会巻き」を紹介

まとめ

「蝶屋敷」での高度な医療体制の維持、「毒」を使う新しい鬼殺の方法を生み出したこと、「柱合会議」などでの進行の上手さや機転もきく聡明さ、それらを全てふまえると、しのぶさんはお館様から見ても”柱”のなかで「替えが利かない」存在だと思われます。

「鬼の頚が斬れない」という、鬼殺隊としては致命的とも言える弱点を頭脳で補いながら、しのぶさんは自らの価値を、自分の努力でここまで高めてきたのです。

関連記事→【考察】”柱”になった順番と年齢【10人】

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