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【感想】鬼滅の刃-第8巻-上弦の力・柱の力【アニメ版「無限列車編」終幕~「遊郭編」第1話】

第62話~第70話まで収録。

「無限列車編」終盤から「遊郭編」序盤までが収録されています。

以下、最終巻までのネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

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第8巻の目次とあらすじ

第62話 悪夢に終わる

第63話 猗窩座

第64話 上弦の力・柱の力

第65話 誰の勝ちか

第66話 黎明に散る

第67話 さがしもの

第68話 使い手

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第69話 前へ進もう少しずつでも構わないから

第70話 人攫い

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感想

映画とか、この一部分だけのエピソードを切り取るととても素晴らしい内容になるんですけど、物語全体を見るとどうしても展開がはやすぎるように感じてしまいます。

でもその短時間で、炭治郎の心にしっかりと刻み込まれるぐらい、煉獄さんの心に宿る炎は激しかったと解釈することも出来ます。

「全集中の常中が出来るようだな!感心感心!」

杏寿郎さんはもしかして教え方が上手いかも知れない

怪我をした炭治郎に、煉獄さんが「呼吸を使った止血方法」を教えています。

教えられながらそのとおりやってると、よく分からないうちに、炭治郎は出来てしまいました。

「全集中の常中は柱への第一歩」とも伝えて、修得している炭治郎を褒めており、このあたりからも教え方が上手なように感じます。

また「次代の柱」として炭治郎を見込んでいるようにも思えます。

前回の柱合会議では「隊士の質の低下」が議題に挙がっていたようなので、「隊士の教育」「継子を育てる」なども話し合われたのかも知れません。

そう考えると、第7巻で「俺の継子になるといい」と急に煉獄さんが言ったのも、柱合会議を受けて真面目に「継子をとろう」と考えた結果なのかも知れません。

もちろん見込みのある隊士にしか言わないでしょうが、煉獄さんっぽくていいですね♪

公式ファンブックによると”柱”になる前から煉獄さんは弟子をとっていたようなのですが、ほとんどは稽古がきつくて逃げてしまったらしいです。

現”恋柱”の甘露寺さんも煉獄さんが”柱”になる前に教えた弟子のひとりですが、オリジナリティがあふれて”恋の呼吸”を生み出し、独立してしまいました。

煉獄さんと甘露寺さんが師弟で共同任務に出る話は『鬼滅の刃-外伝』に掲載されています。

猗窩座現る

下弦の壱を倒したあと、上弦の参・猗窩座が現れます。

煉獄さんに対して「至高の領域に近い」と評しています。

また「今まで倒した柱の中に炎はいなかった」と言っているので、今までにも複数の柱を倒していることがわかります。50年前には”水柱”を倒したと後に語っています。

激しい戦いになるのですが、煉獄さんは冷静に猗窩座の攻撃を分析しながら戦っています。同時に炭治郎の様子も把握しているのもすごいです。

最後の戦いのあたりまで読んでから考えてみると、ここで猗窩座が出てきた時点で、煉獄さんに勝機はほぼ無いように思います。

猗窩座は”闘気”に反応しているので、”闘気”をまとわない戦いをするか、猗窩座が反応できないくらい強くないと勝てないんです。

猗窩座と次に対峙するのは、もっと後半の”義勇&炭治郎”ペアですが、二人がかりでも普通の状態では猗窩座に敵いませんでした。

もしこの時点で煉獄さんが勝てる可能性があるとすれば、猗窩座の言う”至高の領域”もしくは炭治郎のいう”透明な世界”に急速に入って”闘気”を消した戦いをすることだけです。

そうすれば、きっと煉獄さんは勝利した後にその状態を分析して皆に教えるでしょう。

そして炭治郎たちは間違いなく煉獄さんの継子になって、強くなる。

炭治郎は煉獄さんと相性が良さそうに見えるし、さらに「黒刀」「ヒノカミ神楽」についても煉獄家で手がかりを見つけ出しそうです。

まったく違うストーリーが生まれてしまいますね!でもそれも見てみたい気がする。

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煉獄さんのお母さん

産屋敷家の人々に似ている?

回想シーン等で煉獄さんのお母さんが出てきますが、わたしはこのお母さん、ちょっと気になっています。

というのも、ちょっと産屋敷家の方々に似ていませんか?

わりと早くに病気で亡くなってしまうのもそうですが、顔立ちや雰囲気が似ているように思います。

煉獄家へ嫁いできたからなのかも知れませんが、「鬼狩り」や「煉獄家」「炎柱」への理解も深いです。

煉獄杏寿郎さんの父である”元・炎柱”槇寿郎さんも、第10巻の炭治郎への手紙で、杏寿郎さんのことを「瑠火の血が濃いのだろう」とか意味深なことを言っていますし、気になりますよね。

名前も「瑠火」で「火」という文字が入っていますし、もしかしたら煉獄家や産屋敷家と昔から関わりのある家柄の方なのかも知れません。

映画版では、瞳は「赤色」で描かれていました。

無惨が探しているもの

第8巻後半では、無惨様が「青い彼岸花」を探していることが判明します。猗窩座に命じてそれを探しているようです。

また報告に現れた猗窩座は、柱を倒したにも関わらず怒られています。炭治郎たちをほったらかしにしてしまったことが無惨様は気に入らなかった模様。

このシーンでは、炭治郎が猗窩座に投げつけていた日輪刀が、無惨様の住んでいるお邸の庭木になぜか刺さっていて、猗窩座は炭治郎を思い出しながらそれを細切れに破壊しています。

炭治郎、煉獄家を訪ねる

傷が完治していない炭治郎ですが、煉獄家を訪ねます。

このときは煉獄さんの鴉(名前は”要(かなめ)”と言います)が道案内をしてくれました。

アニメ版では道中に水路が描かれていましたが、実際に煉獄さんの出身地である桜新町は平地で水路があるようです。

千寿郎くんとの出会い

そして泣き腫らした目をした、煉獄杏寿郎の弟、千寿郎くんに出会います。

見た目は杏寿郎さんとそっくりですが、もう少しおとなしそうな感じです。

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”元・炎柱”は「日の呼吸」を知っている?

杏寿郎の父・元炎柱の槇寿郎は、炭治郎の耳飾りをみて「日の呼吸」の使い手だと叫び、なぜか「日の呼吸」について説明を始めます。

が、杏寿郎さんを悪く言い千寿郎くんにも手をあげる、そんな態度に腹を立てた炭治郎とは衝突してしまいます。

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「柱に必ずなる」

ついに炭治郎は「柱になる」という強い決意をしました。

それまでは「鬼舞辻無惨を倒す」「禰豆子を人間に戻す」という個人的最終目標はあったものの、「鬼殺隊」という組織の一員として、という意識はまだまだ乏しかったように思います。

千寿郎くんはこうした強い意志や思いを持った炭治郎と話すうちに、剣士としての適性が自分にはないことを認め、それ以外の道を選ぶ決断をしました。

その結果、千寿郎くんは「歴代炎柱の書」を修復する作業に入ったようです。

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第9巻の感想へつづく

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