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【おすすめ巻】第5巻-地獄へ【アニメ版「立志編」第18話~第21話前半】

藤村さき
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原作第35話~第43話を収録。TVアニメ版「竈門炭治郎立志編」第18話~第21話前半の内容になります。

「那田蜘蛛山編」終盤です。

第5巻の目次とあらすじ

第35話 散り散り

父鬼の身体は硬く、炭治郎も伊之助も刃を通すことが出来ません。

伊之助が出血でふらつくなか、炭治郎は父鬼に遠くへと飛ばされてしまいます。

一方、善逸のもとにはひらりと”柱”の女性が舞い降ります。

第36話 これはやべぇ

飛ばされた先で、炭治郎は二体の鬼と遭遇します。

生き残った隊士が一人、鬼に刃を向けますが、あっという間に切り刻まれてしまいました。

伊之助はいまだ父鬼と対峙していますが、父鬼は巨大化してしまいます。

第37話 折れた刀身

死を前にした伊之助は、走馬灯を見ます。

そのとき、冨岡義勇が駆け付け、あっさりと父鬼を斬ってしまいました。その強さに伊之助は鳥肌がたち、わくわくが止まりません。

第38話 本物と偽物

義勇は伊之助を縛り上げて木に吊るし、そのままどこかへ去って行ってしまいました。

炭治郎はというと、鬼に刀を折られてしまったものの、まだ戦いを続けていました。

あわやというとき、禰豆子が箱から飛び出して炭治郎をかばいます。その姿を見た鬼は身体を震わせ、「君の妹を僕に頂戴」と話しかけてきたのです。

鬼は「十二鬼月」のひとり、下弦の伍でした。

第39話 走馬灯の中

第40話 ヒノカミ

第41話 胡蝶しのぶ

第42話 後ろ

第43話 地獄へ

全巻をとおしても読み応え十分な巻です♪

この「那田蜘蛛山」のあたりは、全巻とおしてもかなり面白い部分です。

この巻と次の巻は、いろいろ名シーンや名言、のちのちのネタになるような場面も多く、前半でもかなり盛り上がる巻です♪

アニメ第一期は全26話ですが、本当にいい部分をチョイスして製作したと思います

またこの巻は、”柱”がどれだけ強いか、今の炭治郎や伊之助と”柱”にどれだけ力の差があるか、というのがはっきり分かる巻でもあります。

ちょっとしのぶさんがサイコパスにも見えますけれども。

義勇さんは「人を喰った鬼に情けをかけるな」と言っています。これはもしかして言い換えると、「人を喰ってない鬼なら考える余地はある」ということでしょうか?

「人を喰う鬼」と「人を喰わない鬼」を意識してるのかなという部分は、那田蜘蛛山への出発前のセリフからも感じ取ることができます。

こういう細かなセリフに込められたキャラの心理や考え方、背景を読み解くのが、この作品の面白さでもあるんですが、ちょっと難易度高いですよね。

少なくとも一回さーっと読んだくらいでは無理だし、読み込みすぎると深すぎて精神をやられます。

読めば読むほど闇を感じます。

本当に、ひたすら残酷な世界の悲しい鬼退治のお話ですよ、と思います。

小ネタ

単行本を持っている方は、表紙カバーをめくって本体表紙をごらんください。しのぶさんと義勇さんのイラストが見られます。

電子書籍の方も、同じイラストがちゃんと掲載されています。

関連記事→【考察】「ぎゆしの」を考える

アニメ版について

アニメ版では多くのシーンが追加で挿入されており、演出も素晴らしいものになっています。

原作がいいとアニメ化にも気合が入るんだろうなと思います。

また炭治郎たちの階級は、この時点ではまだ癸(みずのと)だということがしのぶさんの話から分かります。なんで癸にこの難易度高そうな指令が追加で来たのかが謎ですけどね。

しのぶさんの日輪刀の色、アニメだと切っ先には色がないものの、やはり根元のあたりが藤色っぽいですね。義勇さんの日輪刀は明らかに地が綺麗な青色です。

第6巻の感想へつづく

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