研究・考察

【考察】煉獄杏寿郎さんの右頬についてた血が気になる

若干のネタバレを含みますので、「無限列車編」の内容をご存知ない方は、すみませんがお帰りください。また、最終巻までの内容を知らない方には、少し分かりにくい記事になっています。

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あとになって気になる、煉獄さんの右頬についてた血

煉獄さんは猗窩座戦で”痣”を発現させていたんじゃないの?って、みんな思いましたよね?

特にあの右の頬にある血があやしい。

特に映画では、「奥義・煉獄」を繰り出そうとするときに、いきなり頬に血が出たように見えました。正確に言うと、「煉獄」を繰り出す直前に最初に見えました。

そのあと「心を燃やせ」ではっきりと出て、そのあと見えないときもちょっとありましたが、ラストまで頬に血がついています。

ただ、猗窩座との戦闘中にたしかに右頬にも攻撃がかすっているので、血の可能性もないことはない。

結論としては「わからない」なんですが、ちょっと色々考えてみたいと思います。

「無限列車編」の時点では”痣”について誰も知らない

”痣”の存在を誰も知らない

「無限列車編」の時点では、”痣”に関する話は全く出ていません。せいぜい「炭治郎の額にあるやつ」ぐらいの認識です。

煉獄さんの戦闘中にも、そうした話題には全く触れられませんでした。

「無限列車編」の時点では、読者もあの場にいた誰も、”痣”の存在について知らなかったのです。

そして、煉獄さんは炭治郎たちを守るため、炭治郎たちに背を向けて戦っていました

つまり煉獄さんの顔を正面から見ていたのは猗窩座だけ。でも猗窩座も何も気づいている様子はありませんでした。

戦闘後、炭治郎は正面から煉獄さんと向き合っていますが、そのときも「頬の血」については何も語られることはありませんでした。それ以降も、本編では”煉獄さんの痣”に関する話題は皆無です。

”痣”が発現したかどうか、煉獄さんは判断しづらい

猗窩座との戦闘で、煉獄さんの顔面はもとから血だらけでした。そして首から下は、煉獄さんは全て隊服で覆われています。

顔面に”痣”が発現していた場合は分かりにくく、身体に発現していれば知るのは不可能です。

顔面に”痣”が発現する可能性が高い

顔面に”痣”が発現したのは7名中4名ですが、共通点としては通常タイプの日輪刀を扱う4名(炭治郎・義勇・実弥・無一郎)です。

もしこの推測が正しければ、煉獄さんも顔面に出そうです。

”痣”の色と形は?

“痣”の色は日輪刀の色に近いか、それ以外では赤系統・青系統に偏っています。また形は人それぞれですが、使用する呼吸をイメージさせる形が多いです。

煉獄さんが”痣”を発現させた場合、赤色の炎型になる可能性が高そうです。だとすると、顔面に出た場合、血と見分けがつきにくいでしょう。

煉獄さんの右頬の血、色は赤系で、形は炎型に見えなくもないです。

そして、もし同時に”赫刀”を発現させていたとしても、もともとの日輪刀が「赤色」なので、見分けがつかない可能性があります。

「透き通る世界」が見えていたかもと思わせるシーン

煉獄さんが「透き通る世界」を見ていたと思わせるシーンがあります。

炭治郎に「呼吸を使った止血」を教える場面で、炭治郎の集中状態を把握して「そこだ。出血を止めろ」という箇所です。

映画ではそれほど「見えている」という感じの描写ではないですが、原作では「あれ?」と思わせる描写になっています。

炭治郎の血管が見えてないと、「そこだ」「出来たな」とか言えなくないですか?

ただ、はっきりと「見えていた」とは描かれておらず、「匂わせる」程度の描写です。

『鬼滅の刃』全体をとおして、「はっきりとした描写」よりも「匂わせて想像を掻き立てる描写」の方が多い、そんな気がします。

まるで文学作品に取り組んでいるような漫画です。

ストーリー的には”痣”を発現させていた方が面白い

お館様「杏寿郎は鬼殺隊の運命を変える」

全体のストーリー的には、”痣”を発現させていた方が面白そうです。

というのも、お館様は『鬼滅の刃・外伝』「煉獄杏寿郎外伝」で「杏寿郎は鬼殺隊の運命を変える」とおっしゃっていました。

たしかに”痣”関係なく、煉獄さんは炭治郎や伊之助に強い影響を与えていて、「煉獄さんのように強くなる」「誰かを守るために強くなる」という決意を与えています。

煉獄さんとの出会いをきっかけに、炭治朗たちは「鬼殺隊士」としての覚悟を強くし、これまで以上に修行と任務に励むようになっていきます。

その反面、他の”柱”たちへの影響はあまり描写されておらず、訃報を聞いたワンカットのシーンから影響を想像するだけにとどまっています。

煉獄杏寿郎が「鬼殺隊」の運命を左右する人物だったことに間違いはありませんが、もう少し全体に対してのエピソードを含め、彼がどんな影響を人々に及ぼしたか、というところを描いて欲しかったなあと思います。

そして、もし煉獄さんが”痣”を発現させていたとしたら、きっかけは炭治郎という可能性は残るものの、「今の世代で最初に”痣”を発現させたのは煉獄杏寿郎」ということになります。

その後炭治郎が、さらに他の柱たちが、というストーリーが出来ることで、煉獄さんが与える鬼殺隊への影響は大きくなり、煉獄さんの凄さもより伝わります。

また、”痣”を発現させた煉獄さんでさえ上弦には勝てなかったと他の”柱”や炭治郎たちが知れば、”柱”たちがもっと強くなろうとするための動機にもなります。

「無限列車編」の時点で猗窩座に勝つのは不可能

のちに”痣”を発現させて戦った冨岡義勇でさえ、単独では猗窩座にかないませんでした。

猗窩座に「まだ肉体の全盛期ではない、あと1~2年でもっと技も研磨され~(略)」(映画版)と言われた煉獄さんが負けてしまうのは、十分あり得ることです。

「無限列車編」の段階では、猗窩座に出会った時点で、煉獄さんの死はほぼ確定と言えます。

もし”痣”を発現させていても、そのときは誰も気づかなかった

煉獄さんが”痣”を発現させたとする描写はありません。

そもそも”痣”の存在自体を、「無限列車編」の時点では読者ですら知らなかった。

ですが、最後のあの猗窩座でさえ振り払えない渾身の力と強い意志、”痣”を発現させても不思議ではないです。

でもたとえ”痣”を発現させていたとしても、誰もそのことに気づけなかったのです。

気づく可能性があるとすれば、唯一正面から煉獄さんを見ていた猗窩座だけですが、猗窩座も”痣”については全く何も触れていません。

そして、ラストまで読んだ読者があとから、「もしかしてあのとき!?」と思うのです。

やってくれましたね、吾峠先生。

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まとめ

ストーリー的には”痣”を発現させていたとする方が、煉獄さんの凄さと上弦の強さが際立ち、お館様の「杏寿郎は鬼殺隊の運命を変える」という発言も重みを増してきます。

ですが、たとえ”痣”を発現させていたとしても、誰もそのことに気づけない状況と設定になっていたのも事実です。

「無限列車編」の時点では、煉獄さんが”痣”を発現させていたとしても猗窩座に勝つことは難しく、死は確定的と言えます。

”痣”を発現させていたとしても煉獄さんの運命は変わりませんが、存在感と影響力は増すでしょう。

そして改めて思うのは、この『鬼滅の刃』という作品は、煉獄さんを主人公にしても成立させることが出来る、いや誰を主人公にしても成立させることができる、そんな作品だということです。

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