【無限列車編ノベライズ】「みらい文庫版」と「ジェイブックス版」どちらがおすすめ?【比較】
ノベライズ『無限列車編』は二冊出ていて、どちらを読んだらいいか迷いますよね?
二冊を読み比べてみましたので、ご購入の際の参考になれば幸いです。
どちらを選ぶべき?
二冊は対象年齢が少し違います。どちらも基本的なストーリーは(もちろんですが)同じで、紙書籍・Kindle版が用意されています。
シリーズ化もされている「みらい文庫版」の方がおすすめ
結論としては、「みらい文庫版」の方がおすすめです。
こちらは対象年齢が低く設定されていますが、描写が丁寧で、初見の方にも背景が分かりやすいよう、補足が多くされています。
シリーズ化もされていて、原作1話からを描いた単行本(小説)シリーズもあります。
既に原作や映画の内容を知っていてさらっと読みたい場合には、次に紹介する小説・矢島綾さんの方がストレートに感情が伝わってきます。
映画の描写を忠実に再現しつつ細かい部分には補足が入っているので、まるで映画を観ているように、その感動を脳内で再生できます。
どちらもAmazonなどで試し読みができますので、中身を確認してからお選びになってみてください。
以下は、二冊を読んだ感想です。
感想:文・松田朱夏さんの『無限列車編』
劇場版『鬼滅の刃-無限列車編』ノベライズ(小説担当:松田朱夏さん)
- 序章
- 第一章 こんばんは煉獄さん
- 第二章 無限夢列車
- 第三章 目覚めろ
- 第四章 刃を持て
- 第五章 侮辱
- 第六章 狭所の攻防
- 第七章 悪夢に終わる
- 第八章 だれの勝ちか
- 終章
原作を読んだことのない子どもでも読める
ひととおり読んだ感想としては、原作を知らない子どもにも分かりやすいよう書かれています。
セリフはほぼ映画のままで変わりないですが、挿絵は多めです。映画のシーンからとられた画像が挿入されています。
また全ての漢字にルビが振られていて、子どもでも読みやすいです。
説明が丁寧
人物描写や状況説明、場所の説明が丁寧です。
大正時代についての説明も入っていて、作品の雰囲気をつかみやすくなっています。
感想
映画や原作を知らなくても読める、一本の読み物としてきちんと成立しています。目次も原作の各話タイトルをベースに構成されています。
この本を読めば、映画も観たくなり原作も読んでみたくなる、そんな小説です。
シリーズ化もされているので、もしお子さまに買い与えるならば、こちらの方が良いと考えます。