研究・考察

【研究】竃門禰豆子【人は守るもの】

藤咲
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 12月28日生まれ。公式年齢は14歳なので、第1話時点では12歳になるかならないか、ぐらいの計算になります。

竈門禰豆子の公式プロフィール
  • 誕生日:12月28日
  • 年齢:14歳
  • 身長・体重:150cm・39㎏(第1話時点)、153cm・45㎏(”最終選別”以降・通常時)
  • 出身地:東京府奥多摩郡雲取山(現・東京都西多摩郡雲取山)
  • 趣味:裁縫(商品として売れる出来栄え)
  • 好きな食べ物:金平糖

CVは鬼頭明里(きとう・あかり)さん。オーディション形式での採用でした。

以下、最終巻までのネタバレ及びファンブック等の内容を含みますので、未読の方はご注意ください。

家族思いの優しい女の子

 雲取山で暮らしていた頃は、家族思いで優しい女の子だった禰豆子。町でも評判の美人さんでした。

 あの日無惨が来なければ、きっと平穏で幸せな暮らしが待っていたのでしょう。

 本編終了後も、とっても優しくて明るい、しっかりとした女の子でいてくれています♪……善逸にくれてやるのはもったいない。

 本編終了後のお話は、『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐』に収録されています。

裁縫が得意

 裁縫が得意で、その腕前は商売できるほどだとか。

 無限城からの戦いでぼろぼろになった冨岡義勇の羽織も、禰豆子がほとんど元通りに修繕しました。

 危篤状態から目覚めた義勇さんは感動し、のちにお礼として大量の贈り物をしたみたいです。そして善逸から敵認定されてしまう義勇さん……。

鬼としての特異性

強い「理性」を保つ力

 第1巻で鬼となった禰豆子は炭治郎に襲いかかります。でも涙を流し、必死に理性を保とうとしていました。

 冨岡義勇に刺されても炭治郎を守ろうとし、その行動は多くの鬼を見てきたはずの義勇さんに「何か違う」と感じさせました。

 狭霧山に向かう途中では、血だらけの死体を見た禰豆子。血肉に飢えていたはずなのに、ここでも理性を保ちきっています。

 極めつけは、「稀血のなかの稀血」と言われる不死川実弥の「血の誘惑」にも耐えたことです。鱗滝さんの暗示の助けも借り、理性を保ちきりました。

 当時の読者は「不死川さんの血」にそれほどの意味があるとは知らなかったのですが、あの場にいた”柱”たちにはこの意味がよく分かっていたはずです。

 序盤から「理性」を保つ力が強かった禰豆子ですが、この「不死川さんの実験」に耐えたことによって、禰豆子は鬼殺隊の一員として認められました。

 『鬼滅の刃』は、あとになって「意味が分かる」シーンや「読者だけが気付く」真実も散りばめられていて、それらの点が多くの読者を惹きつけてやまない魅力なのだと思います。

「角」と「痣」

 鬼となってから、戦いを通じてどんどん能力を上げ、進化し強くなっていった禰豆子。

 「遊郭編」では上弦である堕姫を相手に苦戦。興奮状態となって「鬼化」がすすみ、「角」と「痣」が発現。血を多く流したために理性も保ちきれず、あやうく一般人にまで襲い掛かるところでした。

 炭治郎が止めなければ、かなり危ない状況でした。それ以来、炭治郎は禰豆子が「角」と「痣」を出すと「その姿になっちゃダメだ」と止めるようになっています。

日光を克服

 禰豆子の最大の「特異性」はここです。

 無惨様が1000年かけて探していた「日光を克服できる鬼」に禰豆子はなりました。このことで物語は大きく進展します。

 禰豆子の血を調べていた珠世さんによると、「短期間のうちに血液成分が大きく変化している」とのことで、「日光の克服」をするかもしれないと珠世さんは考えていました。

 炭治郎ものちに「鬼化」した際に「日光を克服」しているので、竃門家の血筋や生育環境に理由があると推測できます。

 ただ、このあたりの理由に関しては、本編では解明されることはありませんでした

「鬼」となっても兄を助ける禰豆子

 特に序盤はかなり炭治郎を助けています。

 禰豆子がいなかったら、炭治郎は何回も死んでます。鬼殺隊の任務の割振りもなんか問題ありそうですけどね。

 実は炭治郎がピンチに陥るたびに禰豆子が急に血鬼術を発動して助ける、という展開はチート的であまり好きではないのですが。

 でも、「刀鍛冶の里」終盤で禰豆子が日光に焼かれるのを承知で、炭治郎を蹴り飛ばして上弦討伐に向かわせるシーンは、禰豆子の強い意志や理性を感じさせるものでした。

 急激に進化する肉体や、突然発揮する血鬼術も、「兄を守る」「人を助ける」「鬼を倒す」という強い思いがつくりだしたものなのかなあと思いました

 上弦の陸である堕姫&妓夫太郎も「ふたりで最強」を名乗っていますが、禰豆子&炭治郎の関係も彼らと対であり対称の構造になっているのかもしれません。

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