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【感想】鬼滅の刃-第22巻-廻る縁【ネタばれあり】

藤咲
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第188話~第196話までを収録。

「最後の決戦」中盤から終盤までが掲載されています。

また途中で回想シーンとして「伊黒さんの過去」「縁壱と炭吉」が挿入されています。

以下、ネタバレを含みますので、本巻未読の方はご注意ください。

第22巻の目次とあらすじ

第188話 悲痛な恋情

柱たちは鬼舞辻無惨と対峙中です。避けたはずの攻撃がなぜか甘露寺を切り裂き、すかさず伊黒や他の柱たちが援護に入ります。

甘露寺を後方に預け、ふたたび戦闘に戻る伊黒。

甘露寺への思いを胸に、伊黒は自らの生い立ちを振り返ります。

補足

伊黒さんの生い立ちや甘露寺さんへの思いが語られています。伊黒小芭内さんの記事に詳細は書いているので、良かったらどうぞご覧ください。

幕間の「大正コソコソ話」では、初めて甘露寺さんにあったときの伊黒さんの心情が書かれています。

関連記事→【研究】”蛇柱”伊黒小芭内さん【強くて繊細】

第189話 心強い仲間

第190話 ぞくぞくと

第191話 どちらが鬼か

補足

ちょっと推測なのですが、鬼が頚を斬られて死ぬというのは正確ではなくて、脳と心臓を切り離すと死ぬ、という解釈で良いのでしょうか?

第192話 廻る縁

補足

幕間では炭吉の娘・すみれが縁壱にあげた花が紹介されています。

白いニチニチソウは「生涯の友情」、鴇色(ときいろ・ピンク)のニチニチソウは「優しい追憶」という花言葉を持っているそうです。

第193話 困難の扉が開き始める

補足

幕間で無惨の能力がカードゲームのごとく紹介されています。

キャラをつくる上ではかかせない作業ではありますが、個人的にはこういう条件設定組み合わせて考える系の、あまり好きではないんですよね。

第194話 灼熱の傷

第195話 めまぐるしく

第196話 私は

感想

本巻は伊黒さんが覚醒し、伊黒さん大活躍の巻でした。

ただいくつか不満はあって、結局”珠世さんの薬頼み”みたいなのは何だかなあと思いました。

赫刀に関しても、時透くんや伊黒さん、炭治郎は自力で赫くしてましたが、他の柱は別のやり方で赫くしてたりと、少し浪漫にかける感じがしました。

現実的で合理的な討伐方法ですが、せっかくならワクワクして目がキラキラするような盛り上がりが、もっと欲しかったです。

禰豆子チートなしは良かった

ひとつ言えば、禰豆子なしで炭治郎が刀を赫くしたのは良かったと思います。

どうしても禰豆子チート感が初期から否めなかったので……。

不死川さんの人気は爆上がり中

不死川さんは常に臨機応変で機転が利いてて、すごいなーと思いました♪

冨岡さんに新しい刀を渡したのも不死川さんですよね?

気力体力無限すぎるでしょ、不死川さん。

関連記事→【研究】”風柱”不死川実弥さん

いまいち盛り上がりに欠ける

ひとりひとりのキャラはすごくいいし、ストーリーに漂う刹那的な現実感もいいと思うんですけど、全体的に何だか流れを追っているだけな感じがしてしまうのも事実です。

初期から出ていた伊之助や善逸も何だか扱いが薄いし、どうせなら「心を燃やせ」で煉獄さんのことも思い出して欲しかった。

「昨日まで生きていた人が、明日も生きているか分からない」という刹那感がこの作品には必要不可欠な要素だというのは分かるんですが、ちょっと登場人物同士のからみやエピソードが少ないのと、時間軸と展開がはや過ぎて説明部分が多い、というのが残念なところです。

ボリュームアップも含めて、リメイク・リライトして欲しいと思う今日この頃です。

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